研修『仕事と介護の両立に向けて』

 私は、東京都社会保険労務士会の江戸川支部に

所属しておりますが、東京都の社会保険労務士会は、

それぞれの支部の上に、統括支部というものが組織されています。

 

 江戸川支部の上部組織は城東統括支部といい、

江戸川支部のほかに江東支部、葛飾支部、足立・荒川支部で構成されております。

 

 各支部でも研修が開催されますが、今日は、

城東統括支部での研修がありました。

 場所は、亀有のリリカホール。私の事務所からは少し遠いのですが、必須研修だということとテーマが私の興味のある『介護』だということで、ぴゅーぴゅー風が

吹く中、髪をバサバサしながら行って参りました。

 

 よく、お客様から育児休業は、子供が1歳…場合によっては1歳6カ月になるまで

ずっとお休みできるのに、なぜ介護休業は、たったの93日しか取れないの?

という質問を受けます。

 

それは『介護休業』は、介護に専念するための休業ではないからです。

『介護休業』は仕事と介護を両立するための準備期間なのです。

 

 介護は、育児と違い いつまで続くかわかりません。

自分が、介護をしながら仕事を続けていくためには、会社にどんな制度があるのか?

地方公共団体ではどんなことをやってくれるのか?

それらをどう利用していくのか?

そんなことを調べたり整えたりする期間だという意識で取得するのがいいと思います。

 

川田美佳 略歴

特定社会保険労務士

大手総合商社及び同関連企業で 長年培った知識と実務経験を  ベースにお客様の視点・立場に 立った迅速、親切・丁寧なサービスの提供をモットーとしている。

 

社会保険労務士業務のみならず、会社の記帳業務や税務申告関連の知識にも精通しており、実務経験も豊富である。

 

 

 

趣味:旅行 、食べ歩き、読書、山登り

特定社会保険労務士 とは?

特定社会保険労務士とは、労使間の紛争解決のために裁判によらない円満解決を実現することが出来る社会保険労務士です。

労使関係トラブル解決のための専門知識を身につけ、当事者に代わってトラブル解決に関わることの出来る資格を有しています。

特定社会保険労務士になるには、厚生労働大臣が定める研修を修了し、「紛争解決手続代理業務試験」に合格する必要があります。

 

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